この前、エアクリーナーボックスのダクトと一緒にPD22キャブを取り付けてみましたが、エンジンが掛からずノーマルに戻すという情けない結果に・・・
今回は何とかエンジンが掛かるよう、トライしてみました。
まずはPD22キャブを装着
前回装着した際に、ノーマルキャブを外す → PD22を装着する → エンジン掛からない → PD22を外す → ノーマルキャブを装着する、と繰り返し作業を行ったおかげで、キャブの交換自体はかなり慣れました。
今回は15分くらいで換装完了です。
掛かれー、エンジン!
前回キャブを外した時に、念のためジェット類を外してみたのですが、パっと見で詰まっているところは無さそうでした。
早速キックをして、エンジンを掛けてみようと思います。
キック、キック、キック、キック、キック・・・・反応無し。
さらにキック、キック、キック、キック、キック・・・・ボッ!
!!!
・・・プスン・・・・。
あー、これはダメだ・・・またノーマルに戻しちゃおうかなぁ、とも思いましたが、いやいや、それじゃ進歩がありません。
とりあえずプラグを外してみます。すると・・・あれれ! まっくろくろすけじゃないですか!
ババっと洗浄し、点火を確認すると、火花は飛んでいる模様(さっきボッとなったので当たり前ですね。。)。じゃあ何で掛からないのか・・・わかりません!!
一歩一歩試すのみ(イリジウムプラグを入れたい!)
プラグから火花は飛んでいるのになぜエンジンが掛からないのか・・・
→ そうだ、火花の質が悪いんだ!
かなり安易な論理展開で、早速NGKのイリジウムプラグを入手しました。
プラグを交換して、キック。
ドルルゥン!!
やったー!掛かりました!プラグの交換だけで掛かるようになるなんて・・・・
プラグ自体の性能が良くなったのは間違いないと思いますが、それまでエンジンが掛からなかったのには何か根本的な原因があったのか、本当のところはわからずじまいでした。
キャブの醍醐味「セッティング」
さて、やっとエンジンが掛かったものの、スロットルを捻るとポスンと止まってしまいます。ここからは「セッティング」というヤツに挑戦です。
ネットで色々調べたら、スロージェット#38、メインジェット#95辺りが標準的とのこと。早速交換して、キック。
ドルルゥン!!ボッボッボッボッ・・・・
おお~、さっきよりもアイドリングが安定して力強い!
スロットルを捻るとウォーンンンン!という風に急激に吹け上がる感じがします。力強い感じですが、何というか、力が出切る前に甲高い音になってしまうというか、そんな調子です。
これは、薄い???
次にメインジェットを#102に上げてみました。#100でも良かったかもしれませんが、5番刻みではなく、半端な感じが良いかなと・・・
そして、キック。
ドルルゥン!!
さらに、スロットルを捻ると、ブォ⤴⤴⤴⤴ーーーン!!
今までに感じたことの無い音と手応えが来ました!
実際の音はこんな感じです↓↓↓
まとめ・感想 ~「ビッグキャブ」という感動~
今までの苦労が嘘のように調子が良い感じになったので、興奮しながらも試走してみたところ、加速感がケタ違いです!
これまでのパワーアップカスタムでは、インシュレーター外しとマフラー交換の時に劇的な変化を感じていたわけですが、今回のキャブ交換はそれらとは段違いの効果でした(個人の感想です)。
また、キャブ交換を繰り返したことによって手順が身に付いたこと、分解・清掃を行ったことでキャブの仕組みが学習できたことがとても楽しかったし、嬉しかったです。
ショップにお願いしても良いと思いますが、ただパワーアップという結果を得るだけなのか、自分でやり切ったという実感と共に充実感を味わうのか、両者の間には大きな差があると思いました。
今回のカスタムではキャブ交換、プラグ交換、キャブセッティングを行いました。これでマフラー交換・ダクト交換と併せて吸排気のバランスが取れたと思います。そしてそれによるパワーアップ効果は上述の通りです。
4miniカスタムの王道ですが、確実にパワーアップが実感できるので、本当におすすめです!
※バイクカスタムは手順・方法を誤ると怪我や事故の原因になる可能性があります。実施にあたっては必ず自己責任でお願いします。また、当サイトは不正改造を推奨するものではありません。
当サイトにおいて紹介しているカスタムについては、予め保安基準・交通法規等を確認し法令の範囲内で実現可能な内容で実施していますが、万が一そうでないケースがありましたら是非ご一報ください。よろしくお願いします。
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