エイプカスタムその40.フロントブレーキカニブレンボ化

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とうとうここまでやってきました。

モータースポーツ界で知らない者はいないと言っても過言ではないブレーキメーカー「ブレンボ」。

4miniでも定番となっており、多くの人が取り入れている憧れのカスタムです。

ディスク化を行い、ブレーキ自体の効きだけで言えば現状でも不満は無いのですが、今回はたまたま新古品のカニキャリパーを入手できたので、挑戦する運びとなりました。

Car watchより引用

用意したパーツ・道具類

フロントブレーキディスク化の際はXRモタードの足回りを流用したので、パーツ毎の組み立てや調整はオールスキップ状態でした。

今回は、単体で入手しているので組み付けや調整は自分でやらなくてはなりません。

噂に聞く「エア抜き」という工程が入るわけです。果たして出来るのか・・・???

ブレンボ・カニキャリパー(新カニ・ラージピストン)

仮組み写真ですいません。。。

仮組みした写真になってしまいましたが、名前の通り、カニのような形をしたキャリパーです。

ドゥカティ・モンスター等のリアブレーキとして純正採用されています。

4miniカスタムではフロントに用いられることも多いです。

「ブレンボカニ」と言っても、旧カニやら新カニやら、ピストン径Φ32やらΦ34やら色々ありますが、取り付け方や好みで選べば良いでしょう。

今回はヤフオクで出品されていた、未使用・アルマイト塗装済みの新カニ・ラージピストンを入手したので、これを使っていきます。

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KKK・カニキャリパーサポート

私が使用しているXR100モタードのフォークにブレンボカニを装着する時は、キャリパーサポートも用意が必要です(NSRminiの流用やType-Dのフォークも同様です)。

シフトアップ、Gクラフト、Overあたりの製品が有名ですが、キャリパー入手時に同時出品されていたKKK製も安く落札できたので、使ってみることにしました。

ゴールドなので見た目のインパクトもなかなかです。

スウェッジライン・ブレーキメッシュホース

ディスクブレーキと言えばメッシュホース。友人にもらったので使ってみることにしました。

アクティブ・バンジョーボルト

メッシュホースとバンジョーを留めるためのボルトです。

キャリパーに合わせてブルーを用意しました。

アストロプロダクツ・オイルシリンジ

事前調査で、ブレーキフルードの入れ替えを行う際にあった方が良いという情報を得て用意。

シリンジ→ホース→ブリーダーバルブと繋いで、フルードを吸い出すために使います。

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シフトアップ・ウェーブディスクローターΦ220mm(ブルー)

カスタムマシンの写真を見ると、ちょくちょく見かける波型のディスクローター。

ちょっとカッコイイなと思っていたので、思い切って購入しました。

街乗りの耐久性は劣ると言われるフローティングタイプですが、ここは見た目を取りました。

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シフトアップ・アルミアクスルスライダー

こちらはヤ◯オクで新古品をお安く入手しました。

転倒時のダメージ軽減ができれば良いな、程度の期待を持って装着しようと思います。

取り付け準備

作業にあたって、フロントタイヤを外すので車体が持ち上がるように固定してやります。

今回はリヤスタンドでスイングアームを支え、車載ジャッキでエンジン下を持ち上げました。

写真ではまだフロントが浮ききっていませんが、ここから数センチだけ上げました。

アクスルボルトを緩めて引き抜くと、タイヤ・アクスルカラー・メーターギアが外れます。

キャリパー交換時にブレーキオイルも入れ替えるので、シリンジを使って抜き取りました。

交換するパーツを外して、準備完了です。

交換パーツ取付

 さあ、それではパーツを取り付けていきます。

外すのと逆手順なので特に難しくはありません。

ちゃちゃっと進みすぎて、写真をあまり取っていません・・・

ホイールにローターは装着済。キャリパーサポートとメッシュホースを付けたところです。

この後、キャリパーを仮組みしたところ、メッシュホースが微妙に短く、ハンドルを目一杯に切ると少し引っ張られてしまうことが判明し、泣く泣く従来のホースを使用することに。。。

ということで、途中の写真をブッ飛ばして組み上がりました。

アクスルスライダーも含め、ブルーで統一しているのがイイ感じです。

ウェーブディスクローターもカスタム感がメッチャ出ますね。

仕上げの「エア抜き」

最後の仕上げは「エア抜き」です。

が、夢中で作業していたら「エア抜き」ならぬ「写真抜き」になってしまいました。。。

さて実際の作業ですが、まずはリザーブタンクにフルードを注ぎ足しながら、シリンジを使ってキャリパー側から吸い出します。

この時、リザーブタンクのフルードが足りないままシリンジを引いて吸って)しまうと、エアーを噛んで(吸い込んで)しまうので注意しましょう。

これでキャリパーまでフルードが行き渡ります。

ラインにひと通りフルードが行き渡ったら、次は残っている気泡を抜いていきます。

手順は下記の通り。

1.ブリーダーバルブに6角レンチをかけておく。

2.ブレーキレバーを握る。

3.ブレーキレバーを握ったままブリーダーバルブを緩める。

4.ブリーダーから気泡とともにフルードが出てくるので、こぼれないように受ける。

5.ブレーキレバーを握ったままブリーダーバルブを締める。

あとはひたすら2〜5の手順を繰り返すだけですが、ブレーキフルードは腐食性が強く、塗装部分を剥がしてしまうので、フルードが付着した場合はパーツクリーナーで洗浄するか、水で流すようにして下さい。

手順4でブリーダーから出てくるフルードは、ホースの先をペットボトルに入れ、そちらに貯まるようにして受けました。

上記作業を繰り返すこと数回。

はじめは握ってもスカスカだったブレーキレバーの手応えが、グッグッというタッチに変わってきました。これでエアは抜けたような気がします。

最後にブレーキレバーを握った状態で固定して一晩置いておくと良いという情報もあったのですが、今回私はそこまではせずに終了しました。

テスト走行 そして・・・

翌週、いよいよ我がマシンもブレンボキャリパー装備となったので、早速テストしてみます。

フロントブレーキは重要保安部品ですので、整備ミスが事故に直結します。動作確認は入念に行いましょう。

特に、キャリパー交換とエア抜きは初めての挑戦ということで、慎重に行います。

まずは車体を手で押しながらブレーキを掛けてみると、グッとしっかり効いています。

次はエンジンを掛けて徐行状態からの停止。これもちゃんと止まりました。

でも、徐々に速度を上げて試していくと、だんだん違和感が出てきました。

効くことは効くのですが、ブルブルっという若干の振動が感じられるようになったのです。

停車してローター周りを見てみると、こんな風になっていました。

あああ〜、フローティングピンが削れてる・・・

なんと、フローティングピンが削れています。新品なのに・・・と思いましたが仕方ありません。

よく見てみると、ブレーキパッド面が少し広くてフローティングピンまで挟み込んでしまっています。フローティングピンの近くにサビが残っているところから、フローティングピンを挟んでしまっている分浮いてしまってパッドが当たっていなかったようです。

結局、1度キャリパーからブレーキパッドを外して、フローティングピンに干渉する部分を削りました。

調べてみると、カニブレンボ化する時にはありがちなケースみたいですね。注意しましょう。

後でフローティングピンは交換しました。トホホ・・・

まとめ・感想

今回はブレーキキャリパー交換とそれに伴うエア抜き作業を行いました。

重要保安部品であるブレーキ部分を自分の手で交換するのでかなり緊張しましたが、上手くいったので一安心です。

フローティングピンが削れてしまうトラブルはありましたが、修正後は至って正常に動作しています。

レースに出るわけではないので、限界状況でのテストは行っていませんが、従来の純正ブレーキと比較しても効きは申し分ありません。

見た目のインパクトは3倍増しになり(個人の主観です)、自己満足感もなかなか高いです。

パーツ自体もまだまだ揃うと思うので、ブレーキシステムの勉強も兼ねて、興味がある方は挑戦する価値があると思いますよ。

今回出来なかったメッシュホースへの交換もいずれは挑戦したいと思います。

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