直流電流の取り出しに成功してLED製品が装着出来るようになりましたが、電飾に使っているだけで既存の灯火類はまだ交流電流のままでした。
限られた電力を効率的に使うためにも、消費電力の多い灯火類をLED化することが重要です。
入手は相変わらずお安くで・・・
いつも立ち寄るショップを物色していたら、処分品コーナーにキジマのLEDウインカーキットが売っていました。
定価は14,000円となかなかのお値段でしたが、廃盤品ということもあり4,800円!衝動買いしてしまいました。
まあ、今は海外品がかなり安く手に入ると思いますが、始めは安心の国内メーカーで行かせて頂きます・・・
エイプ純正ウインカーの特徴
Apeはバッテリーレスのバイクなので、エンジンを掛けている間だけ発電し、エンジンを停止すると給電も止まってしまいます。
限られた電力が点火・ライト点灯に大きく取られてしまうため、ウインカーは前後交互に点灯するように制御されています。電力を効率的に配分できるよう、工夫されているんですね。
気付いていましたか???
純正のヘッドライトとウインカーは白熱電球なので電力消費が結構大きいです。今回はウインカーをLED化することにより電力消費を削減し、ゆくゆくは他のアクセサリーに回せるようにしていきたいです。
①ウインカーリレーの交換
取り付けについてですが、作業内容は①ウインカーリレーの交換と②ウインカーランプの交換の2ステップになります。
まずウインカーリレー。
純正品は交流電流用で、前述のように前後を交互に点灯させるよう制御する働きがあります。そのため、LED化するためには直流用のウインカーリレーを使用してやるわけですが、実はそれだけだと不十分なのです。
白熱電球からLEDに変更すると流れる電流が大きくなり、LED対応のリレーを使用しないとハイフラ状態になってしまうことがあります。ハイフラとは「ハイフラッシャー」の略で、ウインカー点滅の頻度が早い状態を言います。
保安基準では「毎分60回~120回までの範囲で点滅すること」となっており、それより早くても遅くてもいけません。
対策としては、ウインカーランプ前に抵抗を入れるか、LEDウインカーに対応したウインカーリレーに交換してやるかのどちらかになります。今回私はICウインカーリレーを使用することで対応しました。
繋ぎ方は簡単。直流化キットから+(プラス)線、ー(マイナス)線を分岐させ、ウインカーリレーの2極端子に繋いでやるだけです。
②ウインカーランプの交換
ウインカーランプの交換といっても、ただ線を繋いでネジ止めするだけです(写真が全然ありませんが)。
前後左右の4つを交換して簡単に終了です。
いざ、点灯。
無事に装着できたので早速点灯させてみました。交換前後の点灯状況を比べてみて下さい。
まとめ・感想
交換後の感想としては、さすがLEDといったところですね。日中でもハッキリ見える視認性の良さと、スパッスパッと切り替わる感じがとても気持ちいいです。LEDと白熱電球、どちらが良いかは完全に個人の好みになってしまいますが、私は断然LED派です。
消費電力も大分抑えられたと思うので、これからはヘッドライトのLED化も挑戦していこうと思います。
※バイクカスタムは手順・方法を誤ると怪我や事故の原因になる可能性があります。実施にあたっては必ず自己責任でお願いします。また、当サイトは不正改造を推奨するものではありません。
当サイトにおいて紹介しているカスタムについては、予め保安基準・交通法規等を確認し法令の範囲内で実現可能な内容で実施していますが、万が一そうでないケースがありましたら是非ご一報ください。よろしくお願いします。
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